借入返済シミュレーション
住宅ローンや自動車ローンの返済額を簡単シミュレーション。元利均等払い・元金均等払いの両方に対応。月々の返済額や総利息を瞬時に計算。
このツールでできること
借入返済シミュレーションは、住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなどの借入返済額を瞬時に計算できるブラウザ完結型ツールです。元利均等払いと元金均等払いの2つの返済方法に対応し、異なる金利や返済期間での総支払額を比較できます。返済計画の立案や金融機関でのローン相談の事前準備に最適です。すべての計算はブラウザ内で完結し、データはサーバーに送信されません。
- ✅ 月々の返済額: 入力に応じて瞬時に計算
- ✅ 総返済額・総利息額: 返済計画全体の把握が可能
- ✅ 返済明細表: 毎月の返済内訳を自動生成
- ✅ 返済方法の比較: 元利均等と元金均等の違いを確認
ご注意
このシミュレーション結果は参考値です。実際の返済額は金融機関により異なる場合があります。必ず金融機関にご確認ください。
返済シミュレーション
毎月の返済額が一定です。返済計画が立てやすいのが特徴です。
1.1万円〜100,000万円の範囲で入力してください
200%以下を入力してください
1回〜360回の範囲で入力してください
左のフォームに条件を入力して
「計算する」ボタンを押してください
💼 こんな時に便利
- 住宅ローンの検討に - 月々の返済額をシミュレーションして予算を検討
- 自動車ローンの比較に - 異なる金利や返済期間での総支払額を比較
- 教育ローンの計画に - 無理のない返済計画を事前にシミュレーション
- リフォームローンの確認に - 借入金額と返済期間から月額を計算
- 元利均等と元金均等の比較に - 2つの返済方法の違いを確認
使い方
📌 基本的な使い方
返済方法を選択し、借入金額・年利・返済回数を入力して「計算する」ボタンを押すだけです。
💡 返済方法の違い
特徴:毎月の返済額が一定
メリット:返済計画が立てやすい、初期の負担が軽い
デメリット:総利息額が元金均等払いより多い
特徴:毎月の元金返済額が一定(返済額は徐々に減少)
メリット:総利息額が少ない、元金が早く減る
デメリット:初期の返済額が大きい
📊 入力項目について
- 借入金額:万円単位で入力(例:3000万円の場合は「3000」)
- 年利:年率を%で入力(例:1.5%の場合は「1.5」)
- 返済回数:月数で入力(例:30年返済の場合は「360」回)
⚠️ 注意事項
- このシミュレーション結果は概算です
- 実際の返済額は、手数料や保証料などにより異なる場合があります
- ボーナス払いには対応していません
- 必ず金融機関の正式な返済計画をご確認ください
📚 ローン返済の重要知識
🔄 元利均等返済 vs 元金均等返済:違いと選択基準
ローン返済の方法は大きく2つに分かれ、それぞれ異なる特性があります。返済方法を選択する際は、これらの違いを正確に理解することが重要です。
| 項目 | 元利均等払い | 元金均等払い |
|---|---|---|
| 毎月の返済額 | 常に一定 | 初月が最高、徐々に減少 |
| 計算方法 | 複雑な計算式で毎月額を固定 | シンプル(元金÷回数 + 利息) |
| 初回返済額 | 利息部分が中程度 | 利息部分が最大 |
| 最終返済額 | 利息部分が最小 | 利息部分がほぼゼロ |
| 総利息額 | より多い | より少ない |
| 残高減少速度 | 最初は遅い、後期に加速 | 最初から着実に減少 |
| 適向層 | 返済開始時の負担を軽くしたい層 | 総支払額を最小化したい層 |
💡 選択のポイント:返済開始当初の家計負担を減らしたい場合は元利均等払い、総支払額を減らしたい場合は元金均等払いを選択します。ただし、日本の銀行住宅ローンの約95%は元利均等払いが採用されているため、実際の選択肢は限定されることが多いです。
📐 総返済額の計算式と利息の仕組み
ローン返済の総額は、借入金額と利息から成り立っています。利息がどのように計算されるか理解することで、より適切なローン判断が可能になります。
元利均等払いの計算式
月々の返済額 = 借入金額 × 月利 × (1 + 月利)返済回数 ÷ ((1 + 月利)返済回数 - 1)
月利 = 年利 ÷ 100 ÷ 12
元金均等払いの計算式
毎月の元金返済額 = 借入金額 ÷ 返済回数
n回目の利息 = 残高 × 月利 = (借入金額 - 毎月の元金返済額 × (n - 1)) × 月利
利息の概念
- 利息は借りたお金に対する「使用料」です。借入残高が多いほど、利息額も大きくなります
- 年利1.5%、借入3000万円の場合:初回の利息は「3000万円 × 1.5% ÷ 12 = 37.5万円」となります
- 総利息額は返済期間と金利水準で大きく変わります。同じ3000万円でも、金利0.5%と2.0%では数百万円の差が出ます
💡 計算例:3000万円を年利1.5%、30年(360回)で返済する場合、元利均等払いの月返済額は約12.3万円、総返済額は約4430万円、総利息額は約1430万円になります。
⏱️ 繰上返済のメリットと効果的な活用方法
繰上返済(くりあげへんさい)とは、通常の返済額に加えて、借入残高を前倒しで返すことです。この仕組みを理解することで、返済総額を大幅に削減できます。
繰上返済のメリット
- 総利息額の削減:返済期間が短くなるほど、支払う利息が圧倒的に減ります。例えば30年返済を25年に短縮すれば、数百万円の利息削減が可能です
- 心理的負担の軽減:ローン残高が目に見えて減少することで、精神的な安心感が得られます
- 金利上昇リスクの回避:固定金利でも変動金利でも、残高が少なくなれば金利上昇の影響を受けにくくなります
- ライフステージの変化への対応:子どもの進学など支出が増える時期前に、なるべくローン残高を減らすことで、家計管理が楽になります
繰上返済の実例
【前提条件】
借入金額:3000万円 / 年利:1.5% / 返済期間:30年(360回)
【通常返済のみ】
月々返済額:約12.3万円 / 総返済額:約4430万円 / 総利息額:約1430万円
【10年目に100万円繰上返済した場合】
残りの返済期間が短縮され、その後支払う利息が減少。総利息削減額:約150万円〜200万円
【毎月2万円を追加返済した場合】
返済期間が約4年短縮され、総利息削減額:約400万円以上
繰上返済の種類と注意点
- 期間短縮型:同じ月々返済額のまま、返済期間を短縮。効果が大きいが、毎月の家計負担は変わりません
- 返済額軽減型:返済期間は変わらず、月々の返済額を減らす。家計負担が軽くなりますが、利息削減効果は期間短縮型より小さいです
- 手数料を確認する:一部の金融機関では繰上返済に手数料がかかる場合があります。手数料を差し引いても利息削減効果がメリットになるか確認が必要です
- 団信・借地権の確認:住宅ローンには団体信用生命保険(団信)が付くため、万が一の場合のリスク管理も考慮して判断してください
💡 繰上返済のベストプラクティス:余裕資金が出来たら、まずは金利が高いローンから返済することが鉄則です。貯金でも運用でも得られない安定した「リターン」が、繰上返済による利息削減なのです。
📅 最終更新: 2025年12月9日 | 💬 フィードバック: ご意見・ご要望